試練

今日は伊作川の河口に広がる左手の浜「入来浜」に釣行してみた。

この入来浜には何時だったか?釣行して貧果に終わりそれ以来来たことはなかった。

４７㌔の長いサーフの中でこの浜に来なくてもいくらでも釣れる場所はある。

先般Ｍさんと京田ノ浜に釣行した際全体的に小さい中で幾分入来浜寄りのサイズがよかったので「じゃ！入来浜側から入って投げてみたらどうよ・・・・」と思い立ち今回の入来浜での釣行となった。

ここは伊作川の河口で「吹上浜漁協」がある。

広々とした駐車場にトイレ・水道完備の利便性のいいところだ。

 
 

釣りからあがって来た時に水道が使えるのはものすごくありがたい。

ベトベトした手を洗うだけでも気分が全然違うからだ。

現地に着いたのが午前７時位

田舎の駐車場だから当然ガラガラ・・・・

着いて道具を降ろし浜に出るといい感じで一面にサーフが広がる。

ここから２キロくらい先が京田ノ浜だ。

 

入来浜～京田ノ浜と続きその全長は4～5㎞にはなるだろうか？

昔の貧果の苦い経験はすっかり忘れて胸躍るひと時でもある。

いい感じのサーフが一面に広がっている。

山育ちのせいか広々とした海を見ると心が休まる。

しかし、ここは殆ど釣行しないので勝手が全く分からない。

適当に釣り座を構えて投げてみることにした。

投げて気づいたことだが砂紋が少なく感じられる。

1投・・・・・・カラ針

２投・・・・・・・・・？

３投・・・・・・・・・？

４投・・・・・・・・・？

５投・・・・・・カラ針

６投目・・・・にこのサイズ一匹

 

きびしい釣りになる予感

その後も期待に背くように投げども投げとも外道もかからない。

エサもとられない。

「この浜は死海か～」と思わせるほどだ。

見た目と実際が違いすぎるルル・・

3時間ほど浜を行ったり来たりの繰り返しをして投げていたが「ええええ・・・・・今日はツマヨウジキス一匹？？？」と思うと面白くない。

はるか彼方の京田方向を見ると何人かの釣り人の影が見える。

「決めた」

ここから釣り人の影が見える京田ノ浜まで歩いてくことを・・・・・

 

道具を担いで数キロ歩くのは「ふ～」

歩き歩き・・・・・・ひたむきに歩き・・・・・・・ようやく釣り人の所までたどり着いて「釣れますか？」と尋ねると「小さいけど釣れるよ～」と返事

釣れない厳しさとつまらなさを体験すると小さいサイズでも釣れるありがたさがよくわかる。

早々に４色付近に投げ込みさびいてくると２色付近でコツコツ連続でアタリが出る。

「おおおお・・・やっぱし京田でないとダメだわ～」と思いながら巻き上げると６点針に４点・・・その後パーフェクトが数回・後は３連４連の連続ヒットで適当に溜まったキスを見て引き返すことにした。

そこにいた釣り人に「帰りが難儀ですからもう帰ります」と言うとニンマリ笑って「そのほうがいいかも・・・」と声援とも同情とも皮肉ともとれる笑顔を背にして素直に喜べない自分の気持ちを引きづりながらタダひたすら入来浜に向かって歩いた。

ようやく京田から入来浜の駐車場につき備え付けの水道で砂の着いたウォーターシューズや手を洗っていると一人の釣り人が同じように手を洗いに来たので「何釣りですか？」と問うと・・・・・

「キス釣りです」

と

のたまう。

「私も投げてみましたけど釣れないでしょう～」

「この浜のキス釣りは難しいですよ。私は堤防から型狙いしましたが堤防からも小さいですね。色々ブログを見ると京田がいいようですよ」と助言を貰い・・・・・(苦笑)

「じゃ・・・・今度は京田で会いましょう」と言って別れた。

自宅に帰り着いて数えてみたら４３匹

 

入来浜で釣ったツマヨウジサイズのキスも入っていた。

入来浜には行きたくない(笑)